怖い色

夜になって、ひやっとした風が吹いてきました。
もう夏の空気ではありません。


季節外れにならないうち、夏のネタをひとつ。


夏によく使う器に、臼田けい子さんの青い片口があります。
ゴーヤの緑がとっても映えます。



このブルーで思い出すのが沖縄の海。


学生の頃、石垣島の近くの小さな島、黒島で
一週間程キャンプしたことがあります。
本当になにもない島で、毎日シュノーケルしてました。
泳ぐか、食べるか、寝るか、それしかない島でした。


ここの海は遠浅で、いろいろな熱帯魚がいることで有名です。
まあ、多少の餌付けをしているとも話に聞きました。
そこで魚を追いかけながら、ひたすら沖まで泳ぐと・・・


いきなり、がくーんと深くなるのです。
それまで腹がついてしまうような浅さが、いきなり。
そして、そこは、目の眩むような一面の青。
恐ろしくて恐ろしくて直視できません。
でも、それを振り払ってでも見たくなるくらい
すばらしく深い青。


色で恐怖感を覚えたのは、後にも先にもこの時だけ。


またあの海に潜ってみたいなあ。

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